iPhoneアプリ開発から他社ツール閉め出し Appleの真意は? – Enterprise Watch

投稿者: hikari

2010年4月19日

カテゴリー: Uncategorized

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 Appleの新方針が波紋を呼んでいる。人気絶頂のiPhone用アプリ開発について利用規約を変更し、他社製の開発ツールを利用できないようにしたのだ。開発者の間には衝撃が走り、Flashの取り扱いをめぐって対立しているAdobe Systemsとは新たな紛争が起こりそうだ。他社を閉め出し、アプリの囲い込みを図ろうとしているように見える今回の措置に対し、開発者やメディアからも疑問の声が上がっている。

 Appleは4月8日、マルチタスクなどの新機能を導入した最新OS「iPhone OS 4.0」を発表した。開発者の期待が高まる一方で、ブログサイトDaring FireballのJohn Gruber氏が、SDKの利用規約が変更されていると指摘した。「Section 3.3.1」の改訂で、プライベートAPIの利用とコールの禁止に加え、新しい条項では開発言語もObjective-C、C、 C++、JavaScriptに制限したというものだ。これは、サードパーティのツールやソフトウェアが利用できなくなることを意味する。

 影響を受けるツールは、.NETでiPhoneアプリ開発を可能にするNovellの「MonoTouch」、そして Adobeの最新のFlash開発ツール「Flash Professional CS5」などだ。とりわけCS5でiPhoneアプリ書き出し機能「Package for iPhone」を搭載する計画を明らかにしていたAdobeは、このとき発表を翌週に控えており、このタイミングはAdobeに対する先制直撃を狙ったように見える。

 Adobe派の開発者は早速、Facebookで「I’m with Adobe(Adobeの味方)」というファンページを設けて結集。また Adobe本体からは、プラットフォームエバンジェリストのLee Brimelow氏が公式ブログで、Adobeの意見ではないと前置きしたうえで、「くたばれApple」と怒りをぶちまけている。

 開発者への制限がうまく機能すれば、Appleはスマートフォン市場で優勢な地位を確保できる。同社は、iPhoneで携帯電話というハードを売り、「AppStore」というサービスで継続的に利益を得るビジネスモデルを構築して大成功を収めている。

 iPhoneはいまやスマートフォンアプリ開発者が最初に目指すプラットフォームとなっており、AppStoreには約18万 5000ものアプリが並んでいる。4月初めに発売した「iPad」でも、やはりAppStoreでアプリを提供するというモデルをとる。さらには、広告プラットフォーム「iAd」も展開する。新しい利用規約はまるで、「iPhoneのマーケットに参加したければ、この要求を飲め」と言っているようにも見える。

 あまりに強引な条件だが、Appleの要求は通るのだろうか? Piper JaffrayのアナリストGene Munster氏はNew York Times紙へのコメントで、「怒った開発者が他のプラットフォームに流れるリスクがある」としながらも、「競合するモバイルプラットフォームに関心が向き始めるまでは、開発者に選択肢はないに等しい。つまり、Appleは好きなように条件をつけられる」と述べている。

 最初に条項変更を指摘したGruber氏は、続報としてiPhoneの独走状態とPCにおけるWindowsを比較しながら、 Appleは“スマートフォンでのWindows”を目指しているのではなく、フレームワーク「Cocoa Touch」とApp Storeをデファクトにして、ロックインすることで品質の維持と管理を狙っている、と分析している。こうすれば、最新版の iPhone OSが出てた際、サードパーティの管理ツールの対応が遅いために新機能を活用できないアプリが出る、といった事態を避けられるわけだ。

 Jobs氏本人もGruber氏の推測を肯定しているようだ。問題の条項を考え直すよう求める電子メールをJobs氏に送ったTaoEffect のGreg Slepak氏は4月10日付のブログで、Jobs氏本人から寄せられたという返事を紹介している。

 それによるとJobs氏は「Gruber氏の記事は洞察に満ちており、ネガティブではない」と述べたという。それでも、「創造性を制限してしまう」と反論したSlepak氏にJobs氏は再度応じ、「これまでに経験したことだ。プラットフォームと開発者の間にレイヤーがあると、最終的に標準以下のアプリケーションが生まれることになり、これはプラットフォームの発展を阻害する」と回答したという。

 だが、Slepak氏はJobs氏の回答を得た後も納得はしておらず、「“クリエイティブな企業”が、自分を犠牲にして創造性そのものを損なっている」と今回の動きに批判的な結論を出している。

 TechCrunchは、メーカーの採用を増やしているAndroidをモバイルの世界のWindowsになぞらえ、Apple の王座がいつまで続くのかわからないとしている。そして「Jobs氏はかつてMacをニッチにしてしまった過ちを再び犯しているのではないか」と問いかける。

 「Steve Jobs氏は狂ったのか?」という刺激的なタイトルで一連の動きをまとめたFortuneのハイテクセクションの「Apple 2.0」ブロガーは、「開発者の争奪という古典的な戦い」とした上で、「この(AppleのSDK利用規約変更)結果が、スマートフォンでAppleが独占的地位を決定的なものにするのかを決めるだろう」と予言する。

 iPhone OS 4.0は、今夏にiPhone向けにリリースの予定だ。Appleの新しい制限に開発者は、また市場はどう反応するのだろうか――。

驕っているね、林檎様ゎ。
“Jobs氏はかつてMacをニッチにしてしまった過ちを再び犯しているのではないか”
その通りだと思う。

Posted via web from tea break

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